牧師のひとり言の目次 

熱い想い


 ネットで見た話しです。
【誉める老人ホームに新しく入所してきた認知症のお婆さん。もともと音楽の先生なんだけど「素晴らしいわ!」「綺麗な声ね」「笑顔が素敵よー」めちゃめちゃ褒めるのが上手い。他の利用者さんもみんな笑顔でワハハ言いながら歌を唄う。職員も褒められまくりでニヤついている。"褒める"って凄い。人を幸せにする】

 本当にそうだなと思いつつ、イエスの言葉を思い出しました。
 「あなたの信仰があなたを救った。」(マルコによる福音書5:34)、「この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。」(マルコ12:43)、「わたしに良いことをしてくれたのだ。」(マルコ14:6)
 そんなのは誉めることではないだろうと思うようなことを、イエスは絶賛しているように思います。イエスは誉め上手だったのかな。いや誉めるのが上手というよりも、きっと熱い気持ちでその人を見つめていたからこその言葉なんでしょう。こんなこと聞かされたら、そしてその熱い想いを感じたら、それこそそれだけで生きていける気がします。
 イエスはこの私たちも、その熱い想いを持って見つめてくれているのでしょうか。どうやらそうみたいです。心の座布団が暖かくなってくるような気がします。