牧師のひとり言の目次 

身の丈


 頼まれた務めは神からの委託だと思って可能な限り引き受ける、なんて言っていろいろな役に就いている牧師がいました。僕は面倒な務めからは何とかして逃げようとしているので、そんな人もいるのかとビックリしました。
 頼まれたならば嫌な顔せず引き受けて、スマートに務めをこなし、何か聞かれても適切に答えて、問題が起きても正しく対処しないといけないような、抜かりがあっては許されないような思いがあります。でもそれは結局は自分の身の丈に合わないことをしようとしているなあと思います。だから何か務めを任されることをとても恐れています。
 そんな恐れも克服しないといけないという気持ちもないわけではありませんが、そう思うこと自体が身の丈に合ってない自分になろうとしているなあと思うようになってきています。
 恐れも心配も抱えている自分こそがありのままの自分であって、そんな自分を大事にしよう、そんな自分でもいいんじゃね、と思うようになっています。
 こんな自分もインマヌエル(神我らと共にいます)、というのは身勝手なんでしょうか。