どんだけ

　教会堂の防水シートや外壁の目地や塗装など、メンテナンスをしないといけないことを急に知らされて、その費用の心配が心に充満し、しばらくゆっくり眠れない日がありました。
　そんな時に水害で家が流される映像を見たのですが、自分よりももっと大変な人がいるんだと知ったことで少し落ち着きました。落ち着いたと同時に、そんなことで落ち着く自分がなんだかみすぼらしいなとも思いましあ。
　苦しい時、もっと苦しい人がいることを知ると少し安心するし、自分より出来の悪い人がいることを知るとホッとします。そんなこと思ってもないような振りをしつつ、内心ではそんなことを思っています。差別する気持ち、見下す気持ちがやっぱりいっぱいあって、自分が優位に立ってると思うと途端に自慢したり威張ったりしてしまいます。それ以外にも口にもできないようなドロドロした思いがいっぱいあります。
　こんな人間でもイエスは愛してくれているんでしょうか、大切に思ってくれてるんでしょうか。どうやらそうみたいですが、まったくどんだけの愛なんでしょう。