牧師のひとり言の目次
金の亡者
勿体ない、と小さい頃からよく聞かされてました。その所為か、サッカー観戦でスタジアムに行っても、そこで売られている高いジュースはほぼ買いません。買いませんと言うより、買えませんと言った方が正確かもしれません。
子供がそのジュースを買ってるのを横で見ながら、昔会社務めしていた時のことを思い出しました。そこでは残業の間にも決められた休憩時間があって、仕事をしていてもその時間分残業手当も出ませんでしたが、その時間には食堂でうどんを食べることができていました。ある時、結婚したばかりで妻が夕食の準備をしているという人が、「食べたい時が上手い時」と言いつつ、うどんを食べていました。
無駄な出費は勿体ないことだと思いますが、そのために食べたいときに食べないとか、飲みたいときに飲まないとか、お金を最優先することで人生を楽しむ機会を放棄してきたんじゃないかという気がしてきました。お金を一番大事な基準にすることで、もっと大事にすべきことを後回しにしてきたような気がしています。
最近はお金のことばかり頭にあって、まるで金の亡者になった気分でいます。
キリエ・エレイソン(主よあわれみたまえ)