牧師のひとり言の目次
心配バッカ
相も変わらず心配ばっかりです。新型コロナウイルスで心配の下地ができているので余計にそう思うのかもしれませんが、ちょっと予想外の起こったり、ちょっと思わぬことが起こったりすると、途端に心配のスイッチが入ってしまいます。自分で対処できないようなことが起こると、いっぺんに不安になってしまいます。
先日、台所の換気扇の横から雫がぽつりぽつりと落ちてきていました。最初はなんだろうと思いましたが、どうやら雨漏りしているようでしたが屋上に上ってみてもよく分かりませんでした。ならばすぐに業者に連絡すればいいのに、どうしよう、すぐ直るんだろうか、防水シートの耐用年数も近いみたいだし、貼り替えるとしたらいくらかかるんだろうか、なんて悪いことばかりが頭に浮かんできて、気分はどんどん落ち込んでいきました。
そうやってしばらくの間雫を見た後、やっとこそ重い腰を上げて業者に連絡して見に来てもらったところ、すぐに来てくれて応急処置をしてもらい、ひとまず安心しました。
丁度こんな言葉を目にしました。
「できると決断しなさい。方法などは後から見つければいいのだ。」(アブラハム・リンカーン)
方法が分からないと安心できない、道筋が見えないと安心できない、そんな気持ちが強いなと思いました。
それに、まるで一人で生きているかのような、自分の知恵と自分の力しか信用していないような気持ちでいるんだなと思いました。
周りの助けと支えによって生かされていることをすっかり忘れていて、一人で勝手に落ち込んでいるんだろうなと思いました。そんなだから助けと支えを感謝する気持ちもなくしているんだろうなと思いました。全くバッカな奴です。