牧師のひとり言の目次 

歳を取る


 今日は昨日よりも一日分歳を取っていてそれが積み重なって今の歳になっているんだろうな、と理屈では分かっていても全然自覚がありません。
 睡眠不足が堪えるようになったり、人の名前を思い出せなかったりという衰えは感じますが、考え方や感じ方などは子どものころからそれほど変わってないようで、基本的な所は昔とあまり変わってない気がします。なので歳を取ったという自覚があまりありません。
 幼少時のことを知っている人たちが大きくなっているのを見ると自分も歳を取っているんだと理解は出来ます。でももし自分ひとりで生きていたとしてら、自分が歳を取っていることは案外わからないのじゃないかと思ったりもします。
 歳を取るということは、自分自身が変わるということと同時に、周りが変わっていくこと、つまり自分より年上の人が減っていき年下の人が増えていくこと、そしてそんな周りとの関係が少しずつ変わっていくこと、それこそが歳を取るということなのではないかという気がしています。
 うまく歳を取るということは、周りとの関係を上手に持っていく、そして自分も上手に変わっていくことなんだろうなと思います。