牧師のひとり言の目次 

疑問を持って


 日本の親は子どもを学校に送り出すときに「先生の言うことをよく聞きなさい」と言うけれども、アメリカの親は「先生にいっぱい質問してきなさい」と言うそうです。
 よく聞きなさい、と言われて来たような気がするし、勉強というのは基本的にはそのまま覚えることだと思ってきました。教会に来るようになってからも、聖書に書いていることを全部覚えることが最終目的なのかと思ってきました。
 でも最近は、本当なんだろうか、どうしてこんなこと書いてるんだろうか、実はこういうことなんじゃないだろうか、なんていろんなことに疑問を感じたり推理したり仮説を立てたりしながら聖書を読むようになってきました。
 そうすると聖書も結構面白いなと思うようになってきました。疑問を差し挟むことでより深く聖書をさぐることができて、少しずつ真理に近づくことができるような気がしています。
 聖書をただ覚える、ただ信じるなんて勿体ない、ような気がしています。