牧師のひとり言の目次 

感謝貧乏


 生きているだけで丸儲け、なんて言っている人がいました。病気になると元気なだけで儲けものという気になります。その気持ちをずっと持ち続けられればいいのですがなかなかそうはいきません。元気になった途端に気持ちが変わって、別の何かを欲しがってしまいます。
 ないものを欲しがるばかりで今あるものを感謝できなければ、結局は何をどれだけ持ったとしても感謝することはできないのかもしれません。聖書には「どんなことにも感謝しなさい」(テサロニケの信徒への手紙一5:18)なんて言葉があります。
 感謝というのは感情というよりも意志なのかもしれないなと思います。感謝しようという意志がないところには感謝は生まれてこないのかもしれません。