自分を生きる

　先日ラジオで、スウェーデンでは選挙の時に若い人でも80％以上の人が投票しているという話しをしていました。18歳から選挙権があるだけではなく、被選挙権も18歳からあるとか、小学生の時から政党に入ることも珍しくないというような話しでした。
　その中で「あなたが金髪に染めてど派手な格好で学校にくるようになったとしたら、すごく抵抗があるかもしれないけれど、頑張ってあなたがそれを続けると学校が変わるかもしれない」というようなことを教科書に書いてあるということを話していました。
　昔中学に上がる時に有無を言わせず丸坊主にされたことを思い出しました。当時はすごくいやでしたが、かと言ってそれに逆らう勇気もないどころか、異議を唱えるという発想さえありませんでした。
　子どもの頃から周りに合わせることが善だと思って生きてきたような気がします。納得できない思いや嫌な思いがあったとしても、それを主張することは悪いことのように感じ、何よりそうした時の反応に脅えていました。そのため本当の自分のしたいことをしないで、したくないことを拒否もできないなんてこともありました。

　なのでスウェーデンの話しを聞いた時は励まされたような気持ちになりました。
　自分の思いをもっともっと大事にしていいんだ、自分を大事にしてしっかりと自分を生きてほしい、大丈夫だ、私はいつでもあなたの味方だ、いつもあなたと一緒にいる、イエス・キリストのそんな声が聞こえるような気がしています。