牧師のひとり言の目次
人間だもの
完璧な人間なんていない、失敗しない人間なんていない、なんて分かったようなこと言いつつ、そのくせ自分が失敗すると途端に凹んでしまいます。
自分が失敗する人間だということを認められなくて、また失敗する自分を赦せないようです。
でもそれは自分の本当の姿が見えていないということなのだと思います。
失敗した話しをした時にある人が「人間だもの」と言ってくれました。何回も聞いたり話したりした言葉でしたが、今回改めてそれを聞いて、自分は人間でないことを目指していたのかもしれないなと思いました。そして自分が人間だったことに気付いたような、もっと言うと人間に戻れたような不思議な気持ちでした。
人間のことは分かっていても、案外自分のことはよく分からないのかもしれません。