牧師のひとり言の目次 

同調圧力


 「お前、なんか変わってるよな」と高校の時に言われたことがありました。自分でも自分が変わってると思う時もあれば、自分は普通だなと思う時もありました。でもどうやら自分はやっぱり変わってる部類の人間らしいと思うこの頃です。
 最近『同調圧力』という言葉をよく耳にします。みんなやってるから、昔からそうだから、わがままは許されないから、ということでサービス残業をさせられたり、PTAの役員をやらされたり、野球部員は丸坊主にさせられたりしています。
 なんだかおかしいと思っていても、なかなかそれに逆らえない圧力を感じて反対しづらい雰囲気があります。「みんなちがってみんないい」と言いつつ、私だって嫌でもやったんだからあなたも同じにしなさい、と誰かに強要してしまいがちです。
 自分と違う考え方や違う生き方を認める、そのためにはそれなりの覚悟が必要なようです。それほどに自分自身が同調圧力に染まってしまっている気がします。そんな状態では愛することもままなりません。
 自分も相手も、変わっていることをもっと大事にしないといけないような気がします。そして違いを認め喜べるようになれたらいいなと思います。