牧師のひとり言の目次 

人間って


 時がたつにつれて不正はなくなり正義は広がり戦争もなくなっていく、そうやって世の中は段々と良くなっていく、のかと思ってましたがどうもそうとは限らないというか、むしろ最近ではおかしな方向に進んでいるように感じることばかりです。
 結局は不正も戦争も未来永劫なくなりはしないのではないかという気になっています。今の世の中は結局は欲望と欲望のぶつかりあいばかりのような気がします。人間だから欲望をなくすことは無理だし、それは持って生まれた性でもあるのでしょう。しかしただ欲望だけをむき出しに生きるとしたら、それはただの動物でしかないような気もします。
 人間が人間でいられるのは、欲望だけではなく愛も持っているからではないかと思います。
 そして今は圧倒的に愛が足りてない、そんな気がしています。