牧師のひとり言の目次 

感 覚


 先日こんな言葉を見ました。

 「子供の心に残るのは
  親が与えてくれたものではなく
  愛を注いでもらったという感覚である」
    リチャード・L・エバンズ

 ここ数年のことですが、さわやかな風に吹かれていい気持ちになる時、その気持ちよさを小さいときにも感じたことがあると思い出すことがあります。小さいときに感じた気持ち良さが甦ってきたからこそ良い気持ちになれたのかもしれません。
 小さいときに経験した事柄はほとんど忘れてしまっています。でも小さい時に感じた感覚、気持ちよさや感動といったものは案外残っているような気がします。
 親からもらった物も、覚えているのは僅かなものでしょう。しかし愛を注いでもらった、大事にしてもらったという感覚は残っていくのだと思います。

 親から、そして神から愛されているという喜びや安心感、そんなものこそが心に残り私たちの人生をしっかりと支えてくれるのだと思います。