牧師のひとり言の目次
飄々と
時々ご主人と一緒に散歩に来てスーパーの前で休憩していく『そら』という名前の可愛いおとなしい真っ白い大きな犬がいます。ご主人が言うには、普段は愛想が悪いので珍しいそうですが、何故だか僕には最初に会った時から尻尾を振ってそばに寄ってきてくれました。何か感じるものがあるのかと考えていましたが、お互いに人見知りをするから気が合うのではないかという気がしてきました。
新年がどうしてめでたいのかと思ってしまうし、かしこまって「おめでとう」というのはやっぱり苦手で正月過ぎるまでは冬眠していたい気分です。でも「愛でたい」という気持ちを持ちつつ、『そら』のように媚びるでもなく、威張るでもなく、小さな事に喜び、小さな出会いに感謝しながら、飄々と生きていきたいと思う次第です。