必要なもの

　年末が近づくとパソコンで使えるイラストなどが何千個も付録に付いている、年賀状の素材を集めている本が千円位で本屋さんに並びます。こんなにイラストが一杯ついているのに安いなあと思って買いましたが、結局その時使ったのは一つのイラストだけでした。必要なのは一つだけで、必要でないものが何千個あっても何万個あっても仕方なかった、と後で気付きました。数が多いほど得したような気分になってましたが全然違ってました。
　最近では毎日いろんな情報が入ってきていて、これも知っておくべきだ、あれも知るべきだと追い立てられているようで心配になることもあります。でも生きていく上で本当に必要な情報って案外少ないのかもと思ったりもしています。
　聖書についても神についても、こんなに知らないことがある、知らないことばかりだと思うことが多くて、こんな自分は駄目だと思うこともあります。でも本当は神に愛されていること、大切に思われていることさえ知っていれば、実はもう十分なのではないかという気もしています。親のことを知ることよりも、親から愛されていることを知ることが大事なように、神に愛されていることを知ることこそが一番大事なことなのではないかと思うこのごろです。