牧師のひとり言の目次 

今からでも


 昔からテストが嫌いだったなあ。興味もないのに意味もなく覚えさせられているという気持ちが湧いてくると途端に駄目でした。5問の漢字テストに、自分が覚えた5個がそのまま問題として出たら満点を取れるのに、なんて思いながら何十個も並んでいる漢字を見ては嘆いていた記憶もあります。
 後になってから、テストはプールに溜まった水の深さを計るようなものだなと思うようになりました。5個の漢字で満点を取ろうとするのは、5個のバケツを重ねて深いプールになったと言っているようなものだと思います。
 プール一杯に水を入れるには相応の時間が必要なのに、全然溜まらないとか、もう時間がないとか言ったり、あるいは隣のプールはあんなに深いのにと羨んだりしているばかりだったなあと思います。そんなことしてる間に水を入れておけば良かったなあと思うばかりです。
 今からでも遅くない、のかな。