天使にはいつから翼がついたのでしょうか。そもそも天使というのは空中に浮いているような得体の知れないものなのでしょうか。
私のために神が遣わされた人、その人こそ天使と呼ぶにふさわしいと思うようになりました。ちょうどこんな話しを目にしました。
ある敬虔なクリスチャンの男が川沿いを散歩していると、誤って足を滑らせ川に落ちてしまった。岸に向って必死に泳いでいたが、流れが急で全然進まない。すると、そこへ偶然にもボートが通り掛かり、助けの手を差し伸べるとその男はこう言った。
「いや、大丈夫。私には神様がついている。神様が助けてくれるから、助けは必要ない」
しばらくすると、また別のボートが通り掛かり、同じように男を助けようとした。
「私のことは神様が助けてくれるから大丈夫だ。さぁ、行ってくれ」
しかし、結局男はそのまま力尽き、死んでしまった。
天国に着いた男は神様に会うとすこし怒りながら尋ねた。
「神よ、どうして私を助けてくれなかったのですか?」
神は言った・・・
「何を言っておるのだ?2回も助けのボートを出したではないか・・・・・」
『我以外皆我師』という言葉があるそうです。
実はこの世は『我以外皆我天使』なのかもしれません。そう思えるならばそこはもう天国でしょう。自分も誰かの天使になれればいいな。