牧師のひとり言の目次 

自分のまま


 「自分にないものを話そうとするから緊張する、自分にあるものを話すならば心は穏やかだ」、先日そんな話しを読みました。
 そう言えば良い話しをしないといけないと思って緊張することがよくあります。知ったかぶりをしたり強がったり、本当の気持ちを隠して差し障りのない言動を取ったりすることもよくあります。
 得体の知れない心配や不安や恐れを感じて、人に会うことが億劫になることもよくありますが、それは本当の自分を隠し、嘘の自分を見せようとしている、そして本当の自分を知られることを恐れているからだと思います。

 自分のままでいいと思えれば穏やかなのでしょう。しかし自分のままでいいと思えないからこそ嘘の自分を装うわけです。それではどうすればいいんでしょうか。

 お前はお前で良いんだ、そう言ってもらえれば自分のままでいられます。結局は神からのその声を聞くことが大事なのだと思います。
 お前が大切だ、だからお前は自分のままでいい、自分のままのお前が大切なんだ、聖書は神からその言葉を聞いた人達の証言集なのではないかと思っています。