牧師のひとり言の目次
正直な気持ち
昔読んだ本の中に、いつも良いことをしている人がちょっと悪いことをするとがっかりされるが、反対にいつも悪いばかりしている人がたまに良いことをすると見直されてそっちの人の方が良い評価になり、結局は良いことばかりしている人の方が損をする、というようなことを書いていました。
それって不公平だなと思ったものです。いつも周りの目や周りの評価を気にして、自分の気持ちも抑えて評価されることをしようと努めていたことは結局は馬鹿げたことなんだろうかと思いました。
結局どっちがいいんだろうかなんて考えてましたが、どっちにしても周りからの評価というものに縛られていることに変わりはないと思うようになりました。
周りから良い評価をされることはもちろん嬉しいことですが、それを最優先にする余りに周りのモノサシに自分を無理して合わせようとしているなあと思いました。自分は何が好きなのか、自分は何が食べたいのか、自分はどこへ行きたいのか、自分はどう生きたいのか、そんなことを大事にしてこなかったなあと思います。
自分の正直な気持ちを大切にしたいと思うこの頃です。イエス・キリストは私たちに向かって、お前が大切だと言ってくれています。自分の気持ちも大事にしなさい、私はお前の正直な気持ちも大切なんだ、イエス・キリストのそんな言葉が聞こえてくるようです。