大切な存在だ

　あるメールマガジンにこんな話しが書かれていました。

　子供をどの教師につけるともっとも音楽家として成功すると思いますか？
　A.「ほんわかした優しく教える教師」
　B.「ビシバシ厳しく教える教師」
　C.「有名な音楽家」

　ベンジャミン・ブルームという心理学者が、主要な国際コンクールでトップだったピアニスト21人に調査をしたという話しを聞きました。そうするとその全員が子供のころから才能があったわけではなく、近所の子供よりも少し上手くらいで、そして教えていた先生も大半は近所のピアノ講師だったそうです。しかし最初のピアノ講師はみんな思いやりがあり親切であたたかい先生で、練習が楽しくてレッスンを心待ちにし、音楽の喜びを教えてくれたそうです。実際に音楽家になるためには1万時間以上の練習が必要だそうですが、そのためには楽しく好きであるという気持ちが重要なのだそうです。
　そのメールマガジンには、「何にせよ一番大切なのは、その子供を楽しませ『幸せ』を感じさせてあげること」、「才能があるか才能がないか、そんなことより重要なのは『何があっても、あなたには価値があり、大切な存在だ』と伝えてあげること。そうすれば必ず相手は強く大きく育っていきます。」とありました。

　「あなたには価値があり、大切な存在だ」、これはまさにイエスが私たちに語っている言葉そのものだと思います。その言葉を心の真ん中でじっくり聞いていきたいと思います。

　というわけで答えは、Aです。