牧師のひとり言の目次 

失敗しますから


 「私、失敗しませんから。」と言うお医者さんが登場するドラマがありました。そんなことを自信を持って言えたらいいなと思います。
 一方「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」という相田みつをさんの詩があります。それを聞くとそうだよなと思って慰められます。そのくせ次に何か失敗したり間違ったりしたら、どうしてこんなに自分は駄目なんだろうとすぐ落ち込んでしまいます。
 学校で落ちこぼれた人、会社を首になった人、交通事故で怪我をさせたり死なせたりした人、離婚した人、刑務所に入った人等々、失敗した人は死ぬまで落伍者でいるしかないと思ってきました。明るい未来はないように思っていました。
 しかしイエスは、「失敗するな」「失敗は赦さない」なんてことは言いませんでした。イエスは社会から落ちこぼれ落伍者とされている人達と共に生きてきました。こんな自分は駄目な価値のない人間だ、と思っている者たちを大事にし共に生きてきました。

 「私、失敗しますから」とラジオで誰かが言っていました。失敗に打ちのめされるのではなく、「私、失敗しますから」と自分の失敗をも受け止めてしっかりと生きることをイエスは望んでいるように思います。