牧師のひとり言の目次
ブレーキ
テレビでよく衝撃の映像なんていうようなのをやってますが、その中でバイクはどれ位のスピードを出せるのかというような実験をしているのを見たことがあります。かつて湖だったとかいうような真っ平らでまっすぐな道を走らせるのですが、バランスを崩して転倒してバイクは大破したように記憶しています。
でかいエンジンを積めばスピードは出るでしょう。しかし一般の道路でどれだけスピードを出せるのかということは、エンジンの性能よりもブレーキの性能にかかっているような気がしています。現実の道路では止まりたい時に止まれる分のスピードしか出せないわけです。そうすると大事なのはエンジンよりもブレーキではないかと思います。
原発の問題がなかなか収まりません。爆発してしまって高い放射能に汚染されてしまうと人間の手に負えず近づくこともできません。そもそも事故が起きない時でさえも、結局は放射性廃棄物を処理できる手だてもないようです。
原発は強力なエンジンを積んだバイクなのかもしれません。でもそれはブレーキのないバイクのような気がします。惰性で止まるまで待つしかないのでしょうか。それまで倒れずにいられればいいのですが。