牧師のひとり言の目次 

否定と説得

 この前テレビをつけたら、痴呆の人を介護する時どうすればいいか、というような話しをしていました。
 その中で、痴呆になった妻の介護をしている方が「否定しない、説得しない」ということを心がけている、というような話しをしていました。
 それを聞きながら、これは痴呆の人だけではなく、誰に対してもそういう風にしたらいいことじゃないか、と思いました。
 自分の気持ちを聞いて欲しい自分の考えを知って欲しいと思う時に、否定されたり説得されたりするととても悲しくなります。
 でも逆の立場になると、相手の話しを遮ってまでもつい口を出してしまいます。それはそうじゃなくてとか、そんなことをしてはいけないとか、こうしなさい、こう考えなさい、てなことをよく言っています。自分では正しいことを教えてあげたような良い気分になっていても、案外相手は悲しい気分になっているのかもしれません。

 「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマの信徒への手紙12章15節)
 なかなか難しいです。