牧師のひとり言の目次 

挑 戦

 昔からそうだけど、人からとやかく言われることがいやだ。もちろん誉められることは嬉しいけれど、そんなことはあまりなくて、自分がしたこととか自分が言ったことに対して、少しでも指摘されることを怖れている。今でも誰かから話しがある、なんて聞くと、一体何を言われるだろうとびくびくしてしまう。
 自分の失敗談を笑って話している人を初めて見た時には本当にびっくりした。今ではそんな人がとても羨ましい。自分が失敗したり間違ったりすることがゆるせない、というか認められない。失敗しても間違ってもいいじゃないか、となかなか思えない。失敗は人から笑われるものであって、自分で笑うものではないと思っていた。だから些細な失敗でも、それを自分から人に話すなんてありえないことだった。

 先日、「転んだ者を笑ってはいけない、彼は歩こうとしたのだ。」という言葉を見た。いつも転んではいけないと思っていた。転んでしまっては意味がないと思っていた。そして転んで笑われるより歩かないことを選択していた。

 中島みゆきの唄にも、♪ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう♪というのがある。

 笑われたからといっても、そんなの殊更気にする必要はないってことのようだ。そんなのは所詮は闘わない奴等の笑いなんだろう。そんな笑いを怖がらず、臆病にならないで、いろんなことに挑戦できるようになればいいな。
 そしていつかは自分で自分の失敗を笑えるようになりたい。