牧師のひとり言の目次
偽善者
「女性は子どもを産む機械だ」と言ったということが大騒ぎになっています。寄ってたかって責めるているみたいです。でも新聞で誰かが言っていたように「子どもはまだなの?」って聞くことで相手に傷つけても、そのことはあまり問題になりません。
人の間違いやおかしなことはすぐ気が付くけれども、自分の間違いにはなかなか気が付きません。実際は気が付いていても知らんぷりしたり認めたくないという強い気持ちがあります。自分の間違いや自分の駄目さを自分で認めることほど難しいことはないような気がします。
「偽善者」「卑怯者」、そんなこと言われたら腹が立ちます。そんなこと認めたくありません。教会であなたは罪人ですと言われることは平気でも、誰かからあなたは偽善者だなんて言われるのはとても苦痛です。でも罪人であるという実体は偽善者であり卑怯者であるということでしょう。自分が偽善者であると認められる人は、真に偉大な人だろうという気がします。