牧師のひとり言の目次 

聞けない

 最近の教会には若者が少ない、若者が教会に定着しない、ということをよく聞く。どこの教派も全国的にそんな傾向があるそうだ。
 ある人が、教会は若い人々に語る言葉を持っていないという嘆きの声をよく耳にするけれども、実は、語る言葉を持ってないのではなくて聞く耳を持っていないということではないか、と語っていた。
 ひとりで悩みを抱えたまま誰にも相談しないことから問題を起こしてしまうなんてことがあります。そんな時にテレビドラマでは、どうして相談しないのか、あるいはどうして相談してくれなかったのか、と言うような人が必ず登場します。現実にもいそうです。もっともらしい言い分ではありますが、どうして相談しないのかと、いかにも相談しない方が悪いと言うような人に、相談する気にはならないでしょう。
 そんなことでどうする、そんなこと言うもんじゃない、今の社会はおかしい、今の若者はだらしがない、、、。
 若者や子どもが教会に定着しないのは、教会が不満や文句ばかりで、相手の声をじっくり聞く耳を持っていないからかもしれません。そもそも神の声を聞く耳もないのかもしれません。