牧師のひとり言の目次
無駄遣い
ある教会の牧師と話している時、呉の人は何でもよく節約をするねと言っていた。包装紙でも空き箱でも、いつか使うかもしれないからと置き場所に困るほど取っていると言っていた。教会にもそんなものがいっぱいある。またなるべくお金を使わないで節約することが多いという話しになった。無駄なお金は使わない方がいいに決まっているが、節約することが第一になっていると、ここぞという大事な時にも節約することばかり考えてしまっている。そして結局は献金も節約して、その分献金していこうというよりも、その分節約していこうということになっているのではないか、そんな話しになった。
イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス。私たちのためにイエス・キリストが生まれた。こんな罪深い私たちのためにイエス・キリストは生まれてくれた。イエス・キリストはこんな私たちのために十字架で苦しみ死なれた。いうならばこれは究極の無駄遣い。しかしそこには私たちのことを大事に思う神の愛があった。無駄遣いではある、しかしこれは愛の詰まった無駄遣い。