牧師のひとり言の目次
これから?
新しい会堂が建って献堂式も終わって、どういうわけかすっかり集中力がなくなっている。何かをするという気力がなかなか出てこない。なんだかずっと疲れを引きずっている感じがする。これってもしかして病気なんだろうかと思ったり。
そして「もう疲れた、休みたい、何もしたくない」というようなことを言うと、「何を言っているんですか、これからじゃないですか」というようなことを言われることがある。これから、と言われると何だか余計に疲れてしまうのは私がひねくれているからなんだろうか。励まそうという相手の気持ちは分かっているつもりではあるけれども、何だかまだまだやるべきことは終わってはいない、休んでいる場合ではない、もっともっともっとやりなさい、と言われているような気がして余計に疲れてしまう。今までやってきたことは一体なんだったのだろう、些細なことをひとりで大変だったと騒いでいるだけなんだろうかと思ったりする。
だから「誰がなんと言おうと休みなさい」と言われると、それだけで元気になるような気がする。ここまでの働きを認めてくれているようで安心し、その言葉だけで少し元気になれる。
けれども人に向かっては、まだまだこれから、とつい言ってしまう。情けない。