牧師のひとり言の目次 

聞いてくれて

 毎週末、説教ができないと嘆いている。時々でも誰かが代わりにしているなんてことを聞くととても羨ましい。時々でも休みがあれば、なんて思う。そしたらまた元気に出来るんじゃないか、なんて淡い期待を持ってしまう。すっかり疲れている感じ。今日の説教は恵まれなかった、よく分からなかった、なんて聞いた日にはもうほとんど立ち上がれなくなる。
 そんな日曜日を繰り返している中でも、一所懸命に聞いてくれる人の姿を見ると俄然やる気が出る。つたない説教の中からもひとことでも自分の心に語りかける言葉を聞こうとしている、なんてことを口にする人はいないが、そんな姿勢で聞いてくれているのを感じると、なんとかそれに応えたい、どうにかそのひとことを語りたい、という気になってくる。そう思うと説教の準備も、辛いだけではなくなってくる。説教することも少し楽しく思えてくる。
 ♪聞いてくれてありがとう、△△△♪という感じかな。(テレビ見過ぎ?)
 でもやっぱり時には休みたい。なかなかしんどい。