牧師のひとり言の目次 

扱 い

 親からいつも駄目だと言われていたこどもは本当にだめになり、あなたは偉いのだと言われ続けたこどもは偉くなるということを聞いたことがあります。自分がやってない時にまで「おまえが盗ったのだろう」と言われ続けていると本当に泥棒になるそうです。
 こんな言葉を目にしました。「批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします。敵意に満ちた中で育った子はだれとでも戦います。ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります。ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります。」人は、悪い者としての扱いを受けることで悪い者となり、泥棒としての扱いを受けることで泥棒となるようです。
 しかしさきの言葉はこうも言います、「心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります。はげましを受けて育った子は自信を持ちます。ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります。公明正大な中で育った子は正義心を持ちます。思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます。人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします。仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます。」(ドロシー・ロー・ノルト)
 子どもだけのことではないでしょう。立派な人間として扱われることで立派になり、一人前の人間として扱われることで一人前になるようです。
 神は私たちを愛すると言われます。神に愛され、神の子とされています。神の子としての資格や資質があったからそうされているのではありません。ふさわしくない者をも徹底的に神の子として見ています。どこまでも神の子として扱われることから、励ましや思いやり、いたわりや愛を持つ者となっていきます。そうやって次第に神の子らしくなっていくのでしょう。