牧師のひとり言の目次 

成 長

 自分の子どもを見ていてもわからないが、よその子どもはとても成長が早く感じる。たまにしか会わない子どもの成長は特に早い。それにひきかえ自分の子どもの成長はまるで感じられない。もちろん成長していないわけではなく、本当は毎日毎日少しずつ成長しているのだろう。でも一日の成長というのはほとんど感じられない。
 人の成長とは案外そんなものなのかもしれない。計れないほどのほんのわずかなものを少しずつ重ねていくように成長するのだろう。そしてそれこそが本物の成長なのだろう。
 人は年を重ねていくように、毎日毎日を重ねていっているに違いない。薄皮を重ねるように成長するのだろう。ほとんど見えないような成長が重なって大きな成長となるのだろう。だからその薄さがどうかよりも、それを毎日重ねるかどうかが問題だ。
その薄さを嘆きこんなことしたって何も変わらないと思って何もしないでいるのか、それともどんなに薄くてもほとんど変化が見えなくても重ねていくのか、それが成長するかどうかの分かれ目なのだろう。ほとんど変化のないような、効果のないようなささいな小さなことを重ねることが実はとても大事なのではないか。
 しかしそれにはかなり忍耐が必要なようだ。誰かが言っていた、「続けられるということは才能なのだ。」ごもっともと思うこのごろ。