原動力

　「上手に出来た」「すごくきれいだ」「うまく歌えている」・・・・。最近の合唱の練習の中でそんな言葉を何回聞いたでしょうか。もちろんそんなにうまくいくときばかりではありません。でも指導者たちはなぜかみんな誉め上手です。
　日本人は誉めるのが下手だと言われます。しかしその道の達人は概して誉め上手なような気がします。自信があるからでしょうか。余裕を持っているからでしょうか。良いところを見抜く力を持っているということなのかもしれません。そんな力を持っている者こそが良い指導者と言えるのかもしれません。
　誉められ、認められることで自信が生まれ、前進する力が湧いてきます。ある人が、「自信は大事業を行なうための一番の必要条件である」と言っていました。
　そして愛されることで、愛されていることを知ることで人は生きる力が生まれてくるのだろうと思います。愛されることは生きるための原動力です。
　神は言います、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書43章4節)