牧師のひとり言の目次 

正しいこと

 ♪ピーピピピピ、ピカソもダビンチも、いいかどうかは自分で決める♪なんていう子どもの歌がありました。
 そういえば自分で決めるのが苦手です。高校へ行くのもも大学へ行くのもなんとなくみんながそうするような雰囲気だったから、そうすることを周りが期待していると感じていたからというのが大きな理由でした。それどころか昼ご飯にどこの店に行くのかを決めるのさえ苦手です。誰かが決めた時にはそんなことは思わないのに、自分で決めた時にはもっと良い所があるのではないかと不安になります。いちばんいい店に行かないといけないような気持ちがあります。
 何をするにしてもいつも正しくなければいけない、間違ってはいけないような気持ちがあります。正しいことを考え、正しい行いをし、正しいことを発言しないといけないような思いに囚われています。そして自分はきっと正しくはないという漠然とした気持ちがあります。
 「私がこう言うのはこれが正しいことだからではない。私がこう思うからだ。」というような意味の言葉を聞きました。今まであまりにも正しいことにこだわりすぎていたのかもしれません。正しい生き方、正しい社会、正しい教会、、、。
 そもそも正しい生き方なんてものがあるのでしょうか。あったとしてもそれはその人にとっての正しさであって、他の人には別の正しさがあるように思います。
 誰かの正しさに自分を合わせるのではなく、自分の正しさを大事に、つまり自分が思うこと自分が感じること自分で判断することをもっともっと大事にしたいと思います。ピカソやダビンチがいいかどうかも自分で決めていいんです。私たちの教会のことは決めるのは私たちです。
 『そこでイエスがお尋ねになった。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」』(マルコによる福音書8:29)