牧師のひとり言の目次 

変わったか

 あんな風にこんな風に変わりたいと思います。人に優しくいたわりを持って接するようになりたいと思います。教会に行くようになると、神を信じるようになると変わるんでしょうか。変わらないといけないんでしょうか。
 確かに変わったと言われる人もいます。見るからに変わる人もいるでしょう。でもそんな人でも、実は当人には側から見るほどにはよくわかっていないのではないでしょうか。その人自身にとっては自分の人生を一所懸命に誠実に生きてきているだけで、自分が変わるために神を信じているわけではなく、自分が変わったかどうかなんてことは実はどうでもいいことのような気がします。変わることを目標にしているなら、あるいは自分がどれほど変わったかを周りに見せようとしているなら別でしょうが、そうでなければ変わったとしても本人はことさら意識することはないような気がします。どこに立っていようといつも自分は中心です。
 神を信じることは自分の人生を誠実に生きようとすることであって、自分を変えるためではないと思います。その人自身には変わったことが分からない、それこそが本当に変わったということでしょう。いい格好をする必要はありません。だいたいが見え透いたうそになってしまいます。人から見てどれほど変わったかが問題ではありません。どれほど自分らしく生きているか、自分に正直に生きているか、そして今の自分を誠実に生きているか、それこそが問題のような気がします。