エリートの官僚が賄賂をもらっていたということがニュースになっています。役所全体がそんな雰囲気になっているようなところがあるようです。でもその官僚たちも役所に入ったばかりのころは、業者との癒着はしない、ただ酒は決して飲まない、なんてことを言っていたそうです。多分その頃は本当にそういう熱意を持っていて、何十年も勤めているうちにだんだんとその熱意も冷めていったのだろうと思います。
当事者でない者がそれを批判することはたやすいことです。でもそんな固いこと言いなさんな、というような雰囲気の中で信念を貫くのは大変なことでしょう。
ある教会にひとりの新しい人がやってきました。その人は何かを教会に求め、自分で聖書も買い、礼拝も祈り会も毎週ほとんど欠かすことなく熱心に出席していました。ところがあることからぷっつりと来なくなってしまいました。それはそこの教会に古くからいる人に、「そんなに熱心にやらなくてもいいよ」と言われたことだったそうです。
役所も教会も新しい人に学ぶことがいっぱいありそうです。
イエスは言われた。「見えなかったのであれば、罪はなかったであろう。しかし、今、『見える』とあなたたちは言っている。だから、あなたたちの罪は残る。」(ヨハネ9:41)