牧師のひとり言の目次 

平穏無事

 病院に暫くいると周りにいろんな人がいることに気がつきます。いろんな病気や怪我で入院している人がいます。病気になりたくてなった人も、好きで怪我をした人もほとんどいないでしょう。いやでもそれを抱えながら生きている人たちがいるわけです。みんなそれぞれにいろんな事情を抱えて生きています。思うようにいかないいろいろなものを抱えている、それこそが人生なのかも知れません。いろいろなことがあることが普通であって、何もないなんてのは異常な人生かも知れません。病院にいると何も病気がないことの方が異常ではないかとさえ思えてきます。
 人は平穏に暮らすことを求めます。でも実際には平穏無事に暮らすのは大変難しいことです。突然いろいろなことが起こってくるのが人生です。いろいろなことが起こってくる人生こそが普通の人生かもしれません。一般的に求められている平穏無事の人生なんてのは実際にはありえない架空の人生かもしれません。
 何も起きないことを求めるということは、異常の人生を求めているのかもしれません。何が起きようとそれに立ち向かうことが出来るならば、強力な後ろ盾があるならば、何かが起きることを恐れる必要はありません。イエス・キリストは何が起きようと決して見捨てないと私たちに語り掛けています。
 「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。」(ヨハネによる福音書14章18節)