神は死んだ？

　《その昔、沈み込んでいたルターの前に、妻が喪服姿で現れました。｢誰がなくなったのか？｣と聞くルターに、妻は｢神です｣と答える。｢そんな馬鹿なことがあるか｣とルターが叱ると、妻は｢神が生きているなら、そんな沈んだ顔をすることはないでしょう｣と諭したとのこと。》(『バプテスト』１月号、聖書日課･一日一章より)
　教会に初めて来た人が次ぎもまた来るかどうか決めるまでの時間はたった10分だ、と聞いたことがあります。それがどれほど確かなことなのかは分かりませんが、ありえない話しではないというか、かなり当たっているかもしれません。最初の10分で分かることはたかが知れているではないか、と思わないわけではありませんが、そこの雰囲気、そこの人の表情なんてのは一瞬にわかってしまいます。５分もあればそれこそ、そこに神はいるかいないか、神は生きているか死んでいるかも分かるのかもしれません。
　『イエスは答えて言われた。「この水を飲む者はだれでもまた渇く。しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」』(ヨハネによる福音書４:13-14)