牧師のひとり言の目次 

冷 静

 少し前にアポロ13号の事が話題になり、映画にもなったことがありました。月へ向かう途中に一方の酸素タンクが爆発してしまい、月への着陸ができないだけでなく、地球への帰還も危ぶまれるほどの大変な状況になったしまいました。3人の乗組員を乗せたまま宇宙をさまよい続けるかもしれない大事故でした。
 重大な事故であると分かったとき、地上で総指揮をしていた確か30歳代の司令官が最初に言ったのが「みんな冷静にいこう、そして問題に対処しよう」という言葉だったそうです。
 何か予想外のことが起こると、うろたえ、動揺し、どうしていいのか分からなくなってしまうことがよくあります。急いでそれに対処しなければいけないのに、誰々のせいでこうなったと責任を追及したり、自分が悪いと後悔ばかりしていることもあります。興奮したり落ち込んだりどちらにしても冷静ではありません。
 何も起こらないのが一番いいのかもしれません。しかしそう思い通りにはいかないのが人生です。この人生を私たちは背負って生きていかねばなりません。冷静に人生を見つめることも必要です。神の視点から自分を見る、それが一番冷静な見方なのでしょう。