牧師のひとり言の目次 

年末・年始

 26日になるとクリスマスはどこかに吹っ飛んでしまう、ような気になってしまうのはどうしてなのでしょうか。長年培われた習慣とは恐ろしいもので、正月が近づくと自然とわくわくするような気持ちがあります。クリスマスのときには意識してもなかなかうきうきしないのになんだか困ったもんだという気持ちです。
 長年教会にいて役員もしたような人でも、老年に痴呆になると神も教会もすっかり忘れてしまう人がかなりいるというようなことを聞いたことがあります。だからといって救われないということはないでしょうがちょっと悲しい話です。
 信仰も骨の髄まで染みこますのは大変なのかもしれません。カトリックの信者がイエス像にしがみついて涙を流すなんて話を聞くと偶像崇拝だと思ってしまうけれども、実は彼らこそ骨の髄まで信仰が染み込んでいるのかもしれません。
 教会暦では一年の始まりはアドベントだそうです。