牧師のひとり言の目次 

9月1日

 1994年11月号のバプテスト誌の、「ヒト・人・ひと」欄に内山さんという方の紹介が載っています。その中に「ご一家は、毎年9月1日は"おかゆ"を食べて過ごします。2人のお子さんが小さい時からずっと続けてこられました。それは『関東大震災の時、多くの朝鮮人が日本人によって虐殺された。その痛みを心に刻むため』。」と書かれています。
 ある本によると、地震後に根拠のないうわさが流れ、そのうわさを信じ恐怖心を持った日本人が朝鮮人や中国人や日本人の社会主義者を虐殺した、6000人位が殺されたらしい、警察も軍も虐殺を黙認していたようで、うわさ自体も彼らが流したのではないかと考えられている、と書かれていました。
 9月1日は関東大地震が起こった日で多くの災害が起こった、だから今では「防災の日」ということになっている、ということは知っています。しかし虐殺のことはあまり知りませんでした。ちゃんとした調査もされず、うやむやの内に過去のこととなっているようです。そして今も朝鮮の人を差別しています。
 反省せず、また傷つける。一体何度繰り返すのでしょうか。私たちは人を傷つけ、そして知らん顔をしている罪深い人間です。9月1日は(も)それを思い出すための日かもしれません。