牧師のひとり言の目次 

あなたはどうなの?

 連盟の少年少女大会に在日韓国人で一人芝居をしている方を招いたとき、最後に中高生たちの多くが彼女に向かって「頑張って下さい」と声をかけたそうです。人種差別やいろいろな大変なことがある中でも頑張ってほしい、という気持ちだったのでしよう。
 「頑張れ」という言葉は魔法の言葉です。最近の日本人は別れ際の挨拶のように「頑張れ」と言います。このひとことで全部丸く収まってしまうようななんとも不思議な言葉です。言っている方としては、私はあなたのことを思っているんですよ、という気持ちを現したいということでしようが、聞いてる方にとってはなんとも冷たく聞こえる時があります。お前が頑張れ、お前のことだ、お前はまだ頑張っていない、俺の間題ではない、という意昧も含んでいる言葉だろうと思います。
 これに対して在日の彼女は「そんな悲しいことを言わないでくれ」と答えたそうです。「頑張って下さい」ということでいういうな問題を自分のこととして考えていないことが悲しかったのではないでしようか。
 頑張れは自分への言葉なのかもしれません。