牧師のひとり言の目次
信仰によって生きる
ラジオであるピアニストの話を聞いたことがあります。ある時彼の仲間がパーティーをする事になり、このピアニストにも来ないか、と声がかかりました。するとこのピアニストは、その会場にはピアノはあるのか、と聞いたそうです。仲間はそこにはピアノはない、どうしてなんだ、と開き返すと、ピアノがないなら行かない、俺は家でピアノを弾いている方がいい、と答えたそうです。ピアノを弾くのを仕事にしている人なのに、です。
毎週毎週礼拝に出席することは大変だ、と言います。確かにそうです。行きたくもないのに行っているとすれば、礼拝に出席するのはひと苦労です。こんなに忙しいのに、いろいろしたいことがいっぱいあるのに、それでも礼拝に行かないといけないんだから大変です。
でも礼拝に出席することが一番の楽しみなら全く苦労ではありません。早く来い来い日曜日となります。どんなに忙しくても時間をやりくりして出席しようとするでしょう。礼拝に出るか出ないかは、その人がどれくらい忙しいか、家がどれくらい遠いかはあまり関係がないようです。60kmも離れた教会に毎週車で乗りつける奴がいました。
私たちにとって神は、礼拝はどれほど大事なものなんでしょうか。
礼拝そのものを楽しみたい、礼拝を喜びとしたい、と願うこのごろです。